『 か・げ・ふ・み 』~ 韻を踏んづけちゃったら ぺっしゃんこ。

「陰文」(かげふみ)。 韻を踏んづけちゃったお手紙です。

『 いのち 駆けている 』


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命懸けって言葉は軽々しく扱えないけど

どんな小さなことにも命は使われている。



九死に一生を得た とか

死にもの狂いで なんとか切り抜けたとか

それは 確かに 命懸けなことだ と 思います




普通に息をしていることも

普通に行き来をしていることも

先の 大変なことに 比べたら

普通の息は 小さく 見えてしまうかもしれない


でも


生きているんです

大したこと無いように見えるけど

生きていることは 当たり前に 行えるほど

簡単なことじゃないんです





冬の吐息は 白い命 を使い

鼻の回りの赤らみは 赤い命 で出来ている

遅れまいとした顔色は 青い命 が垣間見れる

着いた先でホッとして暖まると

表情に 桃色の命が 宿っていて

差し出された お茶には ほっとした 緑の命 で

心が和まされる






こんなことは どこでも見られる光景だけど

あちこち に 多彩な 色彩の 命が 駆けていて

それが 生きてる者 の 息吹き だと思うんだ。




異形な 命懸けだけが 偉業なんかじゃない



命がいつも駆けている足音が

あちこちから

聞こえ響いてくる


そんな 日常が 今日もある


そんな 当たり前の日常に


駆けている命 は 何より尊くて

偉業 と言われる 命からがら な ことも

たくさんの 色が掛け合った 命の掛け 合い から

生まれているんだから



いのち の 掛け合い で 出来てる この世界に

自分の いのち も また 駆け続けているんだ


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