『 か・げ・ふ・み 』~ 韻を踏んづけちゃったら ぺっしゃんこ。

「陰文」(かげふみ)。 韻を踏んづけちゃったお手紙です。

『 桜、散る 』



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目まぐるしく新年度が過ぎるように

桜が開花している期間はとても短い


花の命は短し 恋せよ 乙女 とは

よく 言ったものだね



若い頃は桜の美しさに ただ はしゃいだけど

だんだん年を重ね

時の過ぎ行く速さに

自分だけがついて行けてない

気持ちが走り

散っていく 桜の花が

自分の弱さ 儚さ

自分の情けなさ

と被っていく 気持ちになることがある



桜散る

諸行無常 の光景が

自らの

所業無情 の合計を

心の中に降り積もらせるような …




もし そんな風に

気持ちの落ち込みが

感じられたら

うつむく目先を少し

散る花の先へ辿らせて

見て欲しい



幹には青々とした葉がついていて

葉から生き生きとした力強さを垣間見える



そう。


桜 は 花が散ってから が 一年のはじまり。



確かに

時の流れは

またたく間 。


でも


まだ泣くな 。

これからだ 。


桜は ひょっとしたら

それを教えるように

毎年 盛大な 桜風吹を

私達に見せてくれているのかもしれないね




またたく間 に

まだ泣くな

これからだ と 。



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