二十四節気 小雪 より 『小雪の報せ』
.
.
.
11/22 二十四節気 「小雪」は 私にとって
思い入れの深い日でもあります。
ちょうど、太陽が射手座に入る時期で、
この日は別名で「いい夫婦の日」とも
呼びますね。
ちょうど10年前にTwitterのアカウントを
作成した日もこの日です。
.
まあ、
どうでもいい余談から入りましたが (笑)
.
.
「小雪」は
巷にだんだんと初雪が降り始める冬の季節の
はじまりをさしています。
今 歩いている道、
今 歩いて来た道、
今から歩いていこうとする道 、
今 歩みを止めた道、
その道々に雪が降り始めて
その道々はだんだんと白景色に変わっていく。
白紙に包まれていくようにも見えますね。
詩人にとって白紙は怖いです。
先行きが見えず、描く言葉が思いつかない、
それなら、 尚のこと 白紙の世界は怖く感じます。
今までの全部が遠退いていくような
そんな叙情を感じさせるようにも思えます。
いえいえ、
そうでは無いんですよ。
確かに雪は先も後も覆い被せていくように
見えますが 春が来ると自然と溶けて行きます。
冬は一年で一番長い季節です。
半年位ありますね。
これから進む道を掻き進める為に 。
これから描く文字を書き綴る為に 。
これから自分という小説を進める為に 。
ゆっくり考えて 。
ゆっくり休んで 。
ゆっくり決めて 。
ゆっくり選んで 。
そんな眠りのような時間を
小雪は伝えてくれているのかもしれません。
「小雪」は 自分という「小説」に
「一小節」の 区切りを与えてくれている。
寒さはだんだんと厳しくなって来るけど 、
小雪の報せは、 小雪からの
優しく労りのこもった贈り物。
お歳暮みたいですね(笑)
また あたたかい春を 歓ぶために。
.